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そうか、もう君はいないのか

そうか、もう君はいないのか

城山三郎

そうか、もう君はいないのか

定価: ¥ 1,260

販売価格: ¥ 1,260

人気ランキング: 281位

おすすめ度:

発売日: 2008-01-24

発売元: 新潮社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



タイトル上手。
「もう、きみには頼まない」「粗にして野だが卑ではない」「わしの眼は十年先が見える」など口語的タイトルをつけるのが上手い作者(「毎日が日曜日」「官僚たちの夏」「男子の本懐」なんて路線も上手いけど)、そのタイトルは主人公が口にするセリフであることが多いわけですが、今回の遺作は作者自身がつぶやいた言葉。

この言葉はいつ出てくるのかなと思って読み進んでいたら……軽く胸にきました。タイトルも上手いが、私小説的な手際も上手い。巻末のお嬢さんのエッセイも上手くて、城山文学をきっちり完結させてます。

夫婦とは‥
「夫婦」の片方がこの世からいなくなったとき。

残された人間にとって、自分の半身をもぎとられたも同じこと。

その喪失感は、

しかし、この奥様がいたからこそ、「城山三郎」が誕生し、多くの仕事を成し遂げた。

この奥様がいなかったら、「城山三郎」は存在しなかったと思う。

まさしく、それが真に実感できる本。

亡くなった奥様との出会いから別れを、かなりノスタルジックに描くことで、城山さんの心が「奥様がもういない」ことを何とか納得させようとしてるようで、読んでる私も辛かった。

もうすぐバレンタインデーですが、相手にこの本も一緒にプレゼントするのもいいかもしれない。




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